世間のイタリア車に対するイメージといえば、やはり「壊れやすい」というのが真っ先にくるのだと思いますが、本当にイタリア車は壊れやすいのでしょうか。
私たちOFFICE M.N GARAGE(エム・エヌガレージ)のフィアットバルケッタもイタリア車に分類される訳ですが、確かに国産車と比べるとトラブルが多かったり、「造りがいい加減だなぁ」と思う部分は多々あります。
しかし、イタリアの自動車メーカーが「デザインと走りを重視して、他は適当に造った」という訳では決してないと思います。
では、何が原因かと申しますと…
日本の高温多湿な気候がいけないのです!!
・機関が弱い
・ボディは錆び易い
・内装は浮いてくる
・電気系統は信頼できない
この全ての要因は、日本の気候にあるといえます。
つまり、湿度が低く気候が安定しているイタリアでは、熱や湿度による部品の劣化に対してシビアになる必要はなく、その辺りの対策が施されていない部分が多い為、高温多湿な日本で乗っていると、劣化した部分からトラブルが起きてしまうのです。
つまり「イタリア車を日本で乗っているヤツが悪い!!」ということになります。
イタリアの車を日本で乗っているのだから、「壊れやすい」だの何だのと文句を言わず、自己責任で事前対策や修理を行うべきなのです。
しかしご安心下さい!全国のイタ車乗りはそんなことは重々承知したうえで、イタリア車に乗っています。
デザインだったり、走りだったりと、故障やトラブルといった些細なことはどうでも良くなるくらい、イタリア車には乗り手をハッピーにさせる魅力があるのです。
とまぁ、ここまでは生活にゆとりがある人の話で、私たちの様な庶民にとっては、故障やトラブルは起きないに越したことはありませんし、維持費は極力安くしたいと願っております。
幸い、私たちのバルケッタは今のところ機関面では調子もよく、新車時からの全ての整備記録(メンテナンスノート)が残っておりますので、今後の対策も立てやすいという点では非常に助かっております。
しかし、どうも塗装が薄いのかトランクまわりなどは、塗装が削れて錆(サビ)が出てしまいます。見つけたものは軽く錆落しをしてタッチアップする様にしておりますが、ある程度は仕方がないのかもしれませんね。
タッチアップ後
フィアット純正色のタッチアップペンを使用しましたが、車体が色褪せ過ぎていて、全然違う色になってました…。
ちなみに、トランク内がチラリと写っておりますが、トランクの中身はと申しますと、①ブースターケーブル、②牽引ロープ、③三角停止版、④反射ベストといった安心グッズが夢と希望と共に積み込まれております。