CAR LIFE BLOG

スズキ GAG(ギャグ) キャブレターオーバーホール①【ジャンク品】(オーバーフローは持病?)


まだナンバーを取っていないので、自宅敷地に放置状態のGAG君ですが、前のオーナーさんから譲り受ける際に

「キャブレターがオーバーフローするので、停車後は必ず燃料コックをOFFにして下さいね」

と言われていたことを思い出しました。

前のオーナーさんも色々と対処してみたそうなのですが、結局良くならず、「持病」という判断を下したそうです。

そんな「持病」ってあるのかな…と不思議に思いつつも、一応キャブレターの部品供給があるか確認をしてみましたが…

 SUZUKI品番:13200-28B00
 キャブレタ アッシ
 在庫なし

でした。

でもまぁ想定の範囲内なので、ネットオークションで中古良品を探してみたところ、

・社外品ビッグキャブ 2件
・ホンダ車用の流用品 2件
・純正品(ジャンク品) 1件

のみでした。

しかも、唯一の純正品は「外観写真」のみの掲載で、内部の写真は一切なく、こちらからの質問事項は「全無視」という悪意しか感じられない出品パターンです。

 

ぽちっ。

 

落札してしまいました(笑)

ジャンク品キャブレターとの戦い

出品者から届いたGAG純正キャブレター。

事前情報は、

・オーバーホール前提
・チョーク不良

の2点のみ。

外観が妙にキレイなのは、悪意ある出品の典型です。

おそるおそる分解してみると…

予想通り、中は腐ってました(笑)

もう少し細かく分解して…と、その前に「チョーク不良」とやらを確認しておきましょう。

なるほど、チョークワイヤーが固着してスタータープランジャーから外れない訳ですね。
(外れないから、チョークワイヤーが繋がった状態で送られてきました。)

でも、幸いにも固着の原因は、チョークレバー側のネジレが原因のようなので、

ぶった切ってあげると、

難なく外れました。

大した不具合じゃなくて、ちょっとラッキーでした。

さて、キャブレター本体に戻りまして、バラせるものから順番にバラしていくのですが、

ピストンバルブが固着して出てきません。

フロートピンも固着して抜けません。

スロットルストップスクリューとエアスクリューは抜けましたが、上記写真右側のエアスクリューにはワッシャーとOリングが付いてきませんでした。

どうやら、この奥でお留守番して出てこないようです。

あと、ドレンは完全に錆付いていて、ドレンスクリューも回りません…。

という訳で、まずはキャブクリーナー漬け第1弾を行いました。

ラップをして日当たりの良い場所に放置します。

そうすると、最初はダメだった部分がバラせるようになったので、キャブクリーナー漬け第2弾を行ったところで、キャブクリーナーを使い切ってしまいました。

あまり深追いしても仕方ないので、パーツクリーナーで簡単に洗浄して、今日のところは終了です。

見た感じはキレイにはなりましたが、パイロットジェットの穴が通ってなかったり、キャブ本体にも詰まっている部分がまだあるので、またまだジャンク品キャブレターとの戦いは続きそうです。


写真;備忘メモ(ニードルクリップは上から2段目)

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