東京都内を車で走っておりますと、主たる幹線道路は常に渋滞している様な気がします。
そこで、活躍するのが「抜け道(ぬけみち)」と呼ばれる道路です。
この「抜け道」という言葉は、実に様々な意味で用いられますが、今回は自動車の交通における「一般にあまり知られていない道路で、渋滞や信号・交差点を回避できる道路」という意味で使用します。
抜け道って本当に早いのでしょうか?
これは、ドライバーにとっての永遠の悩みであり、渋滞の原因や時間帯により左右されることではありますが、私は渋滞の中をのんびり進んだ場合と抜け道をチョコチョコと進んだ場合では、その所要時間には「大差が無い」と考えています。
要は本人さえ満足であれば、どちらでも良いのです。
(車好きには「チョコチョコ走っていたい派」が圧倒的に多い気がします。)
誰かに迷惑を掛けていませんか?
こちらの写真をご覧下さい。
これは都内のとある幹線道路の渋滞を回避する為に利用される「抜け道」です。
ご覧の通り、道路左右にポールが立っていることによって、道幅が極端に狭く感じられますね。
これは推測ですが、この道路は住宅街の道路として比較的交通量が少なく、安全な道路だったのだと思います。
しかし、何らかの理由(書籍やネット情報で「抜け道」として紹介された等)で「抜け道」として利用されるようになり、交通量が増え、途端に危険な道路となってしまったので、住人の方が苦肉の策として、この様なポールを立てるよう自治体に要請したのではないでしょうか。
私も2歳になる娘がおり、今の住まいを探す際には、交通量の少ない安全な道路に面していることを絶対条件に挙げておりましたので、この地域の住人の方の気持ちが痛い程分かります。
あくまでも公道ですので、「抜け道」を通行すること自体は自由です。
しかし、「抜け道」というのは、幹線道路と比べて道幅が狭く、住宅街の中を通っていることが殆どですので、通行する際には、速度を落して周りの安全に配慮しながら通行することを忘れないようにしましょう。