前回からの続きです。
【前回の記事】
・ブレーキパッド交換とキャリパーオーバーホール(その1)
・ブレーキパッド交換とキャリパーオーバーホール(その2)
家族が寝静まってから、せっせと作業したZ200のフロントブレーキキャリパーの分解・清掃が完了し、時間を見つけて車体に戻してみました。
ブレーキの調整
まずは、ロックナットを緩めて、マイナスドライバーで調整ネジを締め込んでピストンを出していきます。
そして、締め込みが重くなったところから、1/2回転だけ調整ネジを戻して、ロックナットを締めます。
最後に、ブレーキレバーを20回くらい握り込めば完了です。
そうすると、ブレーキが調整されて…
調整され…
あれ?
若干引きずってますね(笑)
ブレーキ引きずりの原因
仕方ないので、今取り付けたばかりのキャリパーを外して、再度分解しました。
念のため、要所にシリコングリスを入れて動きを良くしてから再度組み付けてみたのですが、それでも改善されません。
少し走らせてから、再度分解してみたところ、どうやらピストン側ではなく、ホイール側のパッドが接触しているようです。
となると、キャリパーをフロントフォークのアウターチューブ部分に取り付ける位置の問題でしょうか??
念のため、パーツリストを見返してみたところ、キャリパーの取り付け部分のばねワッシャーと平ワッシャーが入っていないことが発覚しました。
おそらくこの2枚のワッシャーで4mmはあるので、これのワッシャーが不足していたことが、引きずりの原因ではないかと思います。
それにしても、ワッシャーが入っていない状態だと、ホイール側のパッドがある程度減ってくるまでは、引きずりが出ていたはずですが…。
まぁ過去のことは気にせずに、早速ワッシャーを発注して、再チャレンジすることに。
写真:純正品番410B1000_平ワッシャー(@61円×2)
写真:純正品番:461F1000_ばねワッシャー(@61円×2)
そして昨日…
ワッシャーはずいぶん前に届いていたのですが、何かとバタバタしていて作業するタイミングを逃しておりました。
しかし、あまり放置し続けるのも良くないので、昨日の仕事終わりに実行しました。
届いたワッシャーを手に取ってみると、予想以上の厚みがあります。
ピストンを戻して、キャリパーを車体から外して…
と面倒ですが毎度同じ作業を繰り返し、取り付け時にワッシャーを挟み込みました。
そして、これも毎度同じ作業の繰り返しですが、調整ネジとロックナットでブレーキの調整を行います。
その結果…
無事に引きずりが改善されました!!
給油ついでに試走もしましたが、引きずりもなく、ブレーキの効き具合もパッド交換前と比べて大幅に改善されています♪
まだ色々とやるべき事がありそうですが、とりあえずは一安心です。
写真:作業は門灯を頼りに…