前回の記事で、Z200の機械式ディスクブレーキについて書きました。
・カワサキ Z200 機械式(ワイヤー引き)ディスクブレーキ
制動力がアップするのかは分かりませんが、取り敢えずキャリパーを分解清掃しつつブレーキパッドを交換してみることにします。
ブレーキキャリパー取り外し
本来はキャリパー側のブレーキワイヤーを外して作業したかったのですが、こちら側は構造が全く分からず、バラしてみて元に戻せなかったら悲惨なので、今回はレバー側のタイコから外してワイヤーを繋げた状態で作業することにしました。
レバー側のゴムブーツを外しまして…
キャリパー側のロックナットを緩めて、アジャスターを締め込んでいきますと…
ブレーキワイヤーにゆとりができて、レバー側のタイコを外すことができます。
この状態から、キャリパーの固定ボルトを外して、キャリパーをフロントフォークのアウターチューブから取り外しました。
ちなみに、ブレーキワイヤーASSYはメーカ在庫ナシなので、純正品を新品入手することはできませんが、前のオーナーさんが3年ほど前に交換されたそうなので、当面はこのまま使えそうです。
できれば予備を1つ確保しておきたいところですが…。
ブレーキキャリパー分解
兎にも角にも、構造が良く分からないので、バラしましょう。
まず、メインのボルト2本を緩めて、ワイヤーが繋がったままのピストン側を外します。
さらにボルトを引き抜いて、ディスクを挟んでいる外側とホイール側を分離させます。
ここで、パッドの残量を確認してみます。
まずピストン側。
少し分かり辛いですが、ラインが入っているところから左側が使用範囲です。
左側の取り外した方のパッドは、残り2ミリもない状態でした。
ホイール側も同様ですね。
不足部品がありました…
だいたいの様子が分かったところで、各部を清掃して、新しいパッドを組み付ければOKかと思いきや、本来あるべきゴムパーツが存在しない部分が2箇所ありました。
まず1つ目はコチラ。
稼動部を保護するシャフトブーツ(ピストン側2個、ディスク側2個)のうち、ピストン側の1つが入っていませんでした。
前回パッド交換した人が紛失したか何かで、そのまま閉じたのでしょうか?
自分自身のバイクにそんないい加減なことをする人はいないと思うので、長い流通過程で悪い業者さんに当たってしまったのでしょうかね。
幸いまだ純正部品が出るので、4つとも新しくすることにします。
そして2つ目がコチラ。
キャリパーのボルトには、本来2つずつ(計4個)のOリングが入っているはずなのですが、1つしか入っていませんでした。
これも部品発注ですね。
という訳で、純正部品が届くまで放置します(笑)