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バルケッタ フロア補修物語【第7話:附随作業】


いよいよ「バルケッタ フロア補修物語」の最終話でございます。
とは申しましても、前回の「第6話:補修作業」でフロア錆の補修は完了しておりますので、今回は附随作業(=ついでの作業)のご紹介となります。

中空部の防錆処理(ノックスドール700)

FRPによって補修成形したフロアの中空部とフロントフェンダーライナーを外したフェンダー内部に「ノックスドール700」による防錆処理を施して頂きました。

* ノックスドール700 *
ボルボ社が新車の生産ラインで使っていることで有名な防錆剤ノックスドールですが、その中でも「ノックスドール700」は、無溶剤で低粘性の防錆剤であり、表面張力が低く、強力な浸透性を持つため、パネルの合わせ目やスポット溶接部の隙間などに深く浸透するといった特性があります。

ラジエターコアサポートの錆除去および防錆処理(ノックスドール300)

今回のフロア錆とは直接の関連はありませんが、前々からラジエターの土台となる下部コアサポートに錆が発生していたので、対処して頂きました。

ラジエター下部の錆

この写真は、バンパーを外して上から撮影したものですが、そこそこ錆びていますよね…。しかし、錆を取り除いた結果、十分に鉄部分が残ったとのことで、「ノックスドール300」を塗布して防錆処理を施して頂きました。

施工後はこんな感じです。

ラジエター下部ノックスドール施工後

そして、バンパーを取り付けて下から撮影した写真がコチラ。

コアサポ処理下から

* ノックスドール300 *
 前述の「ノックスドール700」と違い、この「ノックスドール300」は、ワックスベースの防錆アンダーコート剤で、主にアンダーボディの防錆処理に用いられます。
錆抑制剤(ラストインヒビター)の配合により、錆の発生及び進行を強力に抑制!常に軟質の防錆被膜を形成し、新車はもちろんのこと、すでに錆の発生した中古車にも大きな効果を発揮します。

フロントバンパー割れ補修

もはや錆とは何の関係もないのですが、このバルケッタを入手したときからフロントバンパーの左側に「割れ」があったのを、入院ついでに補修&塗装して頂きました。

まずは補修前の状態ですが、外から見るとこんな感じです。

外装バンパー割れ

遠くから見ると分からない程度なので、とりあえずビニールハウス用の補修テープで裏側から補修して対処しておりました…。

バンパー裏側

ペタペタと適当に貼られているのが農業などで使われるビニールハウス用の補修テープなのですが、強度、柔軟性、耐寒性など、どれをとってもバンパーの簡易補修には最適だと思います。個人的にはかなりオススメなので、ぜひ皆様も試してみて下さい。

さて、具体的な補修工程はと申しますと、まずは「割れ」部分を特殊な2液性のエポキシで固めた後、裏側からFRP樹脂を薄く(マット1・クロス1の2プライ)貼って補強します。

バンパー裏側補修後

あとは、通常の塗装作業ですね。

バンパー塗装中
バンパー塗装後

そしてバンパーを取り付けると…

神々しい補修後のバンパー

う~ん、神々しいですね!!

まぁ、ただ単に逆光なだけですが!笑。

バルケッタ フロア補修物語 完


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