今回は組み上がったエンジンのタペット調整です。
タペットカバー(キャップ)を外して、
こいつを調整していきます。
そのために先ずは圧縮上死点を出す訳ですが、
フライホイールのTマークの位置と、
このロッカーアームの動きと感触で圧縮上死点と排気上死点を見分けていきます。
フライホイールを回して、吸気側のロッカーアームが動いた後にTマークが合ったところ、
吸気側のロッカーアームが微妙に遊んでいるところ、
それが圧縮上死点となります。
もちろん、フライホイールのTマークとカムチェーンスプロケットの〇マークで合わせるのが確実だと思いますが、タペット調整だけのためにヘッドサイドカバーを外すのも面倒だと思うので…。
使用する工具は、
正式名称は分かりませんが、あると便利な調整工具と、シックネスゲージ。
適正クリアランスは「0.05mm」だそうです。
こんな感じで使うのですが、いつも何だなしっくりこないというか、ちゃんと測れているか分からなくなるので、結局は指先の感覚で調整してしまっています(笑)
調整イメージは、
ぐらつき始めた子供の乳歯くらい!
の感じです。
最後に、タペットカバーのOリングがペッタンコのカチカチだったので交換をして、
作業完了です。
ちなみに、排気側のタペットカバーが背の高いものに交換されていたのですが、これって社外品ですかね?それとも他車種流用?
メガネレンチのかかりが良くて使いやすかったので、同様の商品を探してみようと思います。
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