先日、バルブを外したときの話。
今回のリトルカブ純正エンジンに組まれていたバルブスプリングがコレなのですが…
インナースプリングとアウタースプリングがある複式(ダブルスプリング)の強化タイプのものでした。
ちなみに、50ccカブの純正バルブは、
この純正品番「14751-GK4-761」のものです。
スーパーカブ70(C70)やスーパーカブ90(HA02)などは、複式(ダブルスプリング)のスプリングが使用されているそうですが…
このリトルカブのエンジンに組まれていたのは、POSH製の強化バルブスプリングのようです。
ちなみに、カムシャフトはノーマルっぽい感じでした。
とまぁ、バルブスプリングが強化品だったこと自体は大した問題ではないのですが、私の頭を悩ませる要因が1つありました。
それは、バルブスプリングを組む『向き』です。
・目印になるペイントがある方が上のことが殆ど
・不等ピッチのものは巻きが密な方がバルブヘッド側(下側)
と思っていたのですが、このPOSHの製品は巻きが密な方にペイントされています。
そして、今回バラした際には、バルブスプリングはこの写真の左側を上(ロッカーアーム側)に組まれていました。
う~ん、良く分からんですね。
取り敢えず、アウタースプリングをメインにして考えますと、青くペイントされた巻きが密になっている方(重さがある方)を下にして組むのが正解だと思います。
先ほどの「目印になるペイントがある方が上のことが殆ど」という考えとは少し違ってしまいますが、ネット上で『ポッシュの強化バルブスプリングはペイントが下になる』という情報もあったので、取り敢えずアウタースプリングはこれでいきます。
問題はインナースプリングです。
アウタースプリングと同じく、巻きが密になっている方が赤くペイントされていますので、こちらを下にして組めば良い気もしますが、それだと当初組まれていた向きと反対になります。
あっ、そうだ!
ダブルスプリングで巻径の違う2つのスプリングを組み合わせる場合は、お互いが噛み込まないようにインナースプリングとアウタースプリングの巻き向きを「右巻き」と「左巻き」で敢えて変えてあるはずなので、これに従って…
と思いきや、スプリングって向きを変えても巻き向き自体は変わらないのですね…。
う~ん、やっぱり手元に情報が無い以上、元々組まれていた向きに従うべきですかね…
…だがそろそろ自分を信じていい頃だ…
今の君はもう十分あの頃を超えているよ
でも、いま安西先生の声が聞こえた気がしたので、自分を信じてみたいと思います(笑)