詳細不明で購入したカブのC50Eエンジンが届きました。
ジェネレーターは錆なども無く、長期保管されていた割にはとても状態が良いので、間違いなく室内保管されていたエンジンでしょう。
クラッチカバーは、それなりの状態です。
ヘッドカバーも、まぁまぁ。
ここは…レッグシールドを取り付けるところでしょうか?
マフラースタッドボルトも、問題無さそうです。
ハーネスも12V車の純正6ピン+ギボシ1本のヤツ。
エンジン番号から判断するに、最初期のリトルカブのエンジンでした。
ヘッドは純正っぽいですが、
シリンダーは社外ですね。
ここのボルトが綺麗過ぎるので、確実に腰上は一度開けられています。
さて問題です!
このエンジンは、いったい何ccでしょうか?
ヒントは先ほどの、
この写真です。
ばっちり『49㎤』と刻印されていますが、
この12Vゴリラ君の純正シリンダーのようなHM刻印がありません。
ちなみに、市販されているボアアップキットの中には、シリンダーに『49㎤』の刻印がある商品があります。
これはキタコの75ccシリンダーですが、『49㎤』と刻印されています。
この理由は、ボアアップキットのシリンダーは「純正エンジンから型を取ったものをボーリングしているから」などと言われていますが、真相は分かりません。
さらにヒントを探していきます。
ドライブスプロケットは、16丁でした。
リトルカブ純正は14丁なので、2丁上げとなります。
吸気ポートは加工されていないようですね。
ここまでの情報で、ミルクボーイの漫才風に排気量を推測してみましょう。
まぁ、冗談はさておき、私個人としては75ccくらいのライトボアアップエンジンだと推測します。
いずれにしても、バラして計測してみないと何とも言えませんが、
・ライトボアアップ
・強化オイルポンプ
・強化クラッチ
辺りまで組まれていれば、かなりラッキーな買い物だったということになります。
一方、ヘッドを開けた瞬間に、使い物にならないジャンクエンジンという可能性もある訳で…
いやぁ楽しみですね。