ドラマ「ドクターX」の中で米倉涼子さんが演じる大門未知子先生の名台詞の1つ「いたしません」。
□教授の研究のお手伝い、いたしません
□論文の下調べ、いたしません
□院長回診・教授回診、いたしません
□学会のお供、いたしません
□ゴルフの送り迎え、いたしません
□愛人の隠蔽工作、いたしません
□飲み会のおつきあい、いたしません
□医師免許がなくてもできることは一切、いたしません。
ってヤツですが、皆様ご存じでしょうか。
大学病院の医局に属さないフリーランス外科医である大門未知子先生。
大学組織の権力争いには一切関心がなく、超一流の腕前を持つため、雑用は一切お断りというスタンス。
「やりたくないことはやらない」
という考え方がカッコイイと思われがちですが、その解釈は少しニュアンスが異なると私は思います。
大門先生は、やりたくないからやらないのではなく、「無駄」だと思っていることは「いたしません」と言っているのだと思います。
自分は一流の外科医であり、自分にしかできないコトがある!
自分にしか救えない命がある!
そんな人にとって、組織で生きるためのツマラナイお付き合いは「無駄」以外の何物でもないですね。
一方、私酒井はと申しますと、それはそれは雑用しまくりです!笑
二流の税理士ですから、本業の税理士業務だけでなく、事務所の掃除も、銀行回りも、郵便の手配も、全部自分でやります!
あと、観葉植物の水やりも(笑)
ただ、そんな私でも「私にしかできないコト」があります。
そんな私でも「私がいないと困る人たち」がいます。
全国各地から数多くのご依頼を頂く中、お引き受けできる業務量には限界があり、誠に心苦しいのですが、ここ数年は年間100件近くお仕事をお断りしているのが現状です。
なので、
私も自分が「無駄」だと思っていることは「いたしません」し、そんな「無駄」な時間を過ごしてしまっては、お仕事をお断りした方々に申し訳ないです。
と、唐突にこのようなことを書かせて頂いた理由はと申しますと…
それは、本日受けた1本の営業電話です。
税理士事務所を経営していると、複合機やら、人材紹介やら、案件紹介やら、とにかく沢山の営業電話がかかってきます。
もちろん全て丁寧にお断りしているのですが、本日の営業マンはとにかく強引な方で、
「お忙しいと思いますが、ご挨拶にお伺いさせて下さい。」
「今日か明日ならどっちが良いですか?」
と捲し立てられました。
久々にカッチーンときまして、
ワシのアポが取りたいんやったら、1ヶ月以上先の候補日を10個挙げんかいっ、ボケッ!
とまでは言えませんでしたが、キツめに言ってやりましたよ!
いたしません!
と(笑)