現在、グラトラ君のキャブレターのオーバーホール中なのですが…
注文しているガスケットなどが届くまでの間は組み上げることができないので、今回は、分解中に気になったことについて書こうと思います。
NJ47AとNJ4BAのエアスクリュ戻し量(回転数)の違い
下記写真の赤丸で囲った部分にあるのが「エアスクリュ」で、アイドリングからスロットル低開度域の混合気を調整する役割を担っています。
※短めのマイナスドライバーがあれば、車体にキャブを装着した状態でも調整可能です。
取り外したら、こんな感じの部品です。
これを目いっぱい締め込んだ(全閉)状態から、何回転戻すかで混合気を調整する訳ですが、我が家のグラトラ君は「2と3/4回転」戻しの状態で組まれていました。
このグラトラ君はワンオーナー車で、前のオーナーさんは自分でキャブなどをいじることはなく、キャブレターの調整や定期点検などは某大型2輪用品店に出していたそうです。
専門店でキチンと点検されていた車両なので間違いないとは思いつつ…
以前のタイヤ空気圧の件が頭をよぎりました。
まぁ、疑う訳ではありませんが、燃調が薄くアイドリングが不安定だったこともあり、念の為サービスマニュアルで確認したところ…
2バルブエンジンを搭載したNJ4BA型の基準値は、「1と5/8回転」戻しとのこと。。。
4バルブエンジンを搭載したNJ47A型のグラトラは「2と3/4回転」戻しが基準値なので、某大型2輪用品店の方がサービスマニュアルを見間違えた可能性が高いですね…。
てっきり、パイロットジェットの詰まりが燃調不良の原因だと思い込んでキャブレターをバラしてしまいましたが、どうやらエアスクリュの調整不足が原因だったようです。
まぁ、こんなことでも無い限りはキャブレターの分解・洗浄をする機会は無かったと思うので、取り敢えずはヨシとしましょう!
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