税理士という仕事をしていると、いわゆる「専門用語」をPCで入力する機会が多いのですが、流れに身を任せて勢いで入力していると、とんでもない変換ミスをしでかしてしまうことがあります。
大阪府や京都府の道府県民税を管轄している
「府税事務所」
が
「風情事務所」
に変換されて、それはそれは“趣のある事務所”になってしまうケースや、
消費税の課税や非課税の区分である
「課税区分」
が
「風幾分」
に変換されて、それはそれは“穏やかな微風”になってしまうケースなど、
誤変換の「税理士あるある」と言われているものが存在します。
その中で、誤変換ダントツ1位は…
「不要親族」
です(笑)
このままだと文字通り“必要の無い家族”という意味になってしまうので、年末調整業務の際にメールで「ご家族の状況」を確認しようと、
不要親族はいらっしゃいますか?
と誤変換に気付かずに送信してしまい、
う~ん、強いて言うなら主人ですかね…
なんて返信が戻ってきた日には、どうリアクションして良いか分かりませんよね(笑)
もちろん、正しい変換は、
「扶養親族」
です。
扶養親族に該当する人の範囲
扶養親族とは、その年の12月31日の現況で、次の4つの要件のすべてに当てはまる人です。
① 配偶者以外の親族(6親等内の血族および3親等内の姻族をいいます。)または都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人であること。
② 納税者と生計を一にしていること。
③ 年間の合計所得金額が48万円以下であること。
④ 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないことまたは白色申告者の事業専従者でないこと。
とまぁ、唐突に実務とは無関係な内容をアップしたのには理由がありまして…
我が家では家族のスケジュールをグーグルカレンダーで共有していて、娘の習い事や部活動の予定には、その時間だけでなく弁当が必要か否かを入力しておくルールになっています。
そして、とある週末の予定のところに入力されていたのが、
「弁当蟻」
でした。
本来は、
「弁当有り」
と入力したつもりだったのだと思いますが、
うちの娘はアリクイかっ!?
と思わずツッコンでしまったのは、言うまでもありません。