仕事のできるヤツ

ワーケーションを実体験してメリット・デメリットについて考えてみた!


新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに「テレワーク」を導入した企業は数多く存在します。

そして、それに派生して「ワーケーション」という働き方が注目を集めました。

ワーケーションについては、導入を検討したが実行には至らなかった企業も多く存在するかと思いますので、改めてそのメリットやデメリットについて考えてみたいと思います。

ワーケーションとは

ワーケーションとは、場所や時間に縛られずに働く新しいワークスタイルのことで、新型コロナウイルス対策として誕生したワークスタイルだと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、もともとは2000年代初頭にアメリカで発祥した考え方だと言われています。

ワーケーション(Worcation)という言葉は、「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、リゾート地や観光地に行き、休暇を楽しみながら仕事をするワークスタイルのことを意味します。

ワーケーションのメリット

ワーケーションの概要が何となく分かってきたところで、ワーケーションを行うことのメリットについて考えてみたいと思います。

なお、ワーケーション先の自治体の立場からは「地域活性化」というメリットが生じますが、今回はあくまでもワーケーションを導入する企業や働き手の立場からのメリットについて見ていきます。

1.パフォーマンス向上

真っ先に思いつくメリットは、やはり「リフレッシュ効果」だと思います。

リフレッシュしながらスッキリした頭で業務に取り組むことによって、一定のパフォーマンス向上は望めると思います。

また、日常から離れた環境で仕事をすることで、新しいアイデアや発想をもたらしてくれるかもしれません。

2.ワークライフバランスの実現

日本人は働きすぎだと良く言われますが、ワーケーションの導入が成功すれば、ワークライフバランスを実現しやすくなると思います。

土日の休みと平日のワーケーションを上手に組み合わせることで、家族との長期旅行なども楽しめるようになるでしょう。

3.企業人気(採用力)のアップ

思いついた順に書いたので3番目になりましたが、人材不足が深刻化する可能性がある我が国では、これが1番のメリットかもしれません。

ワーケーションは働き手にとって魅力的な制度と言えますので、自由な働き方を魅力に感じる優秀な人材の確保へとつながることでしょう。

ワーケーションのデメリット

前述のとおり、ワーケーションには一定のメリットがありますが、反対にデメリットも存在します。

何事もメリットだけに着目して突き進んでしまうとバッドエンドが待ち構えていますので、ワーケーションについても必ずデメリット(クリアすべき問題)について認識・理解したうえで導入を検討しましょう。

1.コスト増加の問題

まぁ当たり前のことですが、ワーケーションの環境を整えるためには、ある程度の「お金」が必要です。

2.労働管理・人事評価の問題

ワーケーションを導入した場合、業務内容や労働時間の管理が難しく、それに伴い人事評価の問題も発生します。

3.. セキュリティリスクの問題

オフィス以外で仕事をするということは、どうしてもセキュリティ面のリスクがつきまといます。

ワーケーション体験

ここまで理屈っぽいことを書いてきましたが…

百聞は一見に如かず!?

実際にワーケーションを体験してみることにしました!

とは言うものの、あまり遠くまで行く時間もないので、都内の近場でリゾート感が味わえる場所として…

お台場にある『ヒルトン東京お台場』に滞在することに。

期間はとりあえず月曜日から水曜日の2泊3日。

飲み物もあるし、

景色も良いし、環境としては悪くはありません!

しかし…

・やっぱり自分のデスクじゃないと仕事がしづらい!

・いくらリゾート感があっても仕事の電話はガンガン鳴るので気が休まらない!

・やっぱりお金がかかる!

といった具合に、メリットは感じられませんでした。

夜遅くまでお仕事を頑張ってみましたが…

あまり仕事は進みませんね(笑)

ご参考:ブレジャーとは

ワーケーションに似た制度で「ブレジャー」というものもあります。

ブレジャー(Bleisure)とは、「Business(仕事)」と「Leisure(余暇)」を組み合わせた造語で、ワーケーションとは少し違って「出張等の機会を活用し、出張先等で滞在を延長するなどして余暇を楽しむこと」と定義されています。

私のような職業(税理士)で、私のような性格(小心者)にとっては、ワーケーションではなくブレジャーの方が合っているかもしれません。


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