こうして自動車業界に特化した税理士事務所(会計事務所)を運営しておりますと、自動車やバイクの整備もバリバリ出来る印象を持たれてしまう様で、友人や知人から税金以外の質問を受けることが多くなってきました。
しかし、この場を借りて改めて申し上げておきます。
「私たちは、整備士(せいびし)ではなく、税理士(ぜいりし)です。」
確かに響きは似ておりますが、自動車やバイクの整備に関する知識や技術は大してありません! (自慢げに言うことではございませんが…)
先日も、こんな質問を受けました。
「中古でバイクを買おうかと検討しているのだけど、キャブレターとインジェクションって、どっちが良いの?」
さらりと「究極の質問」を投げ掛けてくるヤツがいるものですね(笑)
機能面、安定性、環境性、燃費などなど、インジェクションがキャブレターに劣っている要素は見当たらないのですが、今回受けた質問に対して「インジェクションの方が良い!」と即答できない自分がいました。
それぞれの構造や仕組の説明は割愛(そもそも説明出来るほど理解しておりません…)させて頂きますが、定期的に清掃が必要だったり、気温の変化に応じて機嫌を損ねたりと、手間がかかればかかるほど愛おしく思えてくるのがキャブレター(キャブ車)の魅力だと思います。「手間のかかる子ほど可愛い」とは、このことですね。
そして、色々と考えているうちに、この究極の質問に対する究極の答えを見つけました。
その答えとは、
「好み!」
です。
さらに「キャブレターとインジェクションの違いって何?」と聞いてくるヤツがいたら、こう答えることにしました。
「時計の自動巻きとクオーツの違いみたいなものだよ。」
と。