継続車検のため入院中だったグース君の車検が完了したとの連絡を頂いたので、早速お迎えに行ってきました。
前回車検から殆ど乗っていないので、
走行距離はまだ1万5千キロ代です。
バイク車検にかかる費用まとめ
400ccクラスのバイク(小型二輪=250cc超~)は車検があって維持費がかかるから…という理由で、250ccクラスのバイク(軽二輪=125cc超~250cc以下)を選ばれる方も多いと思いますが、実際のところ車検にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
400ccクラスであろうと250ccクラスであろうと「点検や整備にかかる費用は同じ」という前提で法定費用や車検代行料について考えてみたいと思います。
軽自動車税
軽自動車税は、毎年4月1日時点の所有者に対して課税される税金で、
〇125cc超250cc以下 → 3,600円
〇250cc超 → 6,000円
となっています。
その差額は年間で2,400円ということになりますね。
自賠責保険料
令和2年4月1日以降始期の契約における自賠責保険料は、24ヶ月の場合で、
〇125cc超250cc以下 → 10,160円
〇250cc超 → 9,680円
となっています。
自動車税と違って、250ccクラスの方が24ヶ月で480円高いということになりますね。
重量税
重量税は250ccクラスは新車購入時のみ4,900円、400ccクラスは新車登録からの経過年数に応じて
〇13年未満 2年3,800円(1,900円/年)
〇13年以上 2年4,400円(2,200円/年)
〇18年以上 2年5,000円(2,500円/年)
となっています。
グース君は平成13年4月初度登録のご老体なので、今回の車検に係る重量税は5,000円でした。
印紙代
車検時に必要となる印紙代は、基準適合性審査1,300円+自動車検査手数料400円+用紙代となります。
250ccクラスの場合は車検が無いので印紙代はかかりませんが、400ccクラスの場合はバイクショップの車検整備請求書に通常1,700円の印紙代が記載されています。
車検代行料
バイクショップに車検をお願いした場合、点検・整備費用と法定費用の他に「車検代行料」が必要となります。
一般的に「車検代行料」には車検申請書類作成などの事務費やテスター代なども含まれており、10,000円~20,000円程度が相場のようです。
250ccと400ccの維持費の違い
こうして維持費という観点から比べてみますと、車検がある400ccクラスが年間で12,000円~15,000円多い程度でした。
では、どうして250ccクラスの方が圧倒的に維持費が安い印象があるのか…それは車検が無いために定期的な点検・整備をつい怠ってしまっているからだと思います。
「250cc=車検が無い」は正解ですが、「車検が無い=点検・整備不要」は間違いです。
250ccと400ccどっちが良い?
前述のとおり、車検制度の有無による維持費の違いは思った以上に大きくありません。
250ccクラスか400ccクラスかを悩んでいる方は、維持費の観点ではなく、心から乗りたいと思ったバイクを購入することをオススメします。
維持費が高いから…という理由で妥協すると必ず後悔します。
反対に気に入ったバイクであれば、年間12,000円~15,000円程度の維持費の違いなんて、そのバイクに対する愛情で吹き飛んでしまいます。
250ccクラスのバイクも400ccクラスのバイクも、それぞれに良いところ(メリット)や悪いところ(デメリット)がありますが、自分がそのバイクに乗っている姿が「カッコイイ」と思える自己満足であなたの相棒を選んでみてはいかがでしょうか。