無事エンジンが始動した75ccライトボアアップ仕様の12Vゴリラ君ですが、右側のヘッドサイドカバーからオイルが漏れ出してきました。
シーリングワッシャーも交換して規定トルクで締め付けているので、漏れる理由はなさそうなのですが…
オイルラインの確認
改めてヘッドサイドカバーからオイルが漏れるまでのオイルラインを確認しておきます。
まず、オイルポンプがオイルを吸い上げ、
写真:キタコのスーパーオイルポンプ
ヘッド側に送られるラインはオリフィスを通って上っていきます。
オリフィスを上からみるとこんな感じ。
ちなみにこのエンジンはオイルポンプは強化されていますが、オリフィス加工(拡大)はされていませんでした。
オリフィスを通ったオイルはスタッドボルトの穴を抜けてシリンダーを通過し、ヘッドに入ります。
ヘッドを抜けた先が、
1箇所だけ銅ワッシャーになっているのは
このスタッドボルトのみオイルラインになっているからですね。
さてさて、問題のオイル漏れ箇所はと申しますと、ヘッドサイドの穴から出たオイルがカムシャフトへと流れ込む、下記写真の部分ですね。
シリンダーヘッドカバーR交換
兎にも角にもオイル漏れを起こしているヘッドサイドカバーを外します。
特に違和感はありません。
が、先日交換したばかりのシーリングワッシャーの潰れ方が異常でした。
ただ、最初にオイル漏れが発覚した際に1/8回転ほど増し締めをしたので、それが原因かもしれません。
いずれにしても、カバー交換以外に選択肢がなかったので、新しいヘッドサイドカバーを注文しました。
純正部品№:12331-GB0-910
シリンダーヘッドカバーR
定価:1,188円(税込)
もちろんシーリングワッシャーも。
純正部品№:90461-357-000
シーリングワッシャー6.5×12
定価:352円(税込)
社外品の銅ワッシャーに交換した方が安上がりだったのですが、同じワッシャーで漏れるかどうか確かめたかったので純正品にしました。
あと、ついでにボルトも。
純正部品№:95701-06110-00
ブランジボルト6X110
定価:99円(税込)
この辺の部品は安いですからね。
まずは内側の新旧比較から。
特に違いや異常はなさそうです。
次に外側。
ぱっと見は同じですが、何だか少し違う気も…
よ~く見てみると、新しい方が平らになっている面(フランジボルトの接地面)を広くとっています。
これが原因かなぁ…?
と釈然としないまま新しいヘッドサイドカバーを取り付けたところ、
オイル漏れが治りました。
当時と同じ品番のままでしたが、メーカーが対策したのでしょうかね。
まぁ、治ったからヨシとします!
ハーネステープ巻き
剥き出しだったハーネスにハーネステープを巻きました。
おそらく純正長より20cm以上は長く作っているので、きちんと取り回しできるか不安でしたが、
サイドカバーを付けてしまえば違和感がないくらいに納まったのではないでしょうか。
以上、これにて『ジャンク純正エンジンとの闘い(全14回)』おしまい!!
これから泥沼のセッティング地獄が始まると思います(笑)
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