前回からの続きです。
強化クラッチキットを買いました。
デイトナ社の製品(製品№:90280)で、フリクションディスクとスプリングとガスケットがセットになっています。
Amazon実売価格で3,800円前後でした。
強化クラッチとは言っても、所詮シングルディスクなので純正よりチョイ強化程度だと思いますが、まぁ75ccのライトボアアップなので大丈夫でしょう。
スプリングの外見は殆ど変わりませんが、
初期値が違うのかへたりが原因なのか、バネ長は少し違います。
フリクションプレートの違いは素人目には分かりませんね。
眺めていても何も始まらないので、早速組付けていきましょう。
クラッチアウターに「スプリング」「ドライブプレート」「フリクションディスク」「プレート」の順にセットして、スプリングを圧縮させた状態で「セットリング」をはめる!という工程ですが、クラッチセンターが出ていないと、正常にクラッチが切れずに再度組み直しになってしまうので、プライマリードライブギアを置いてフリクションプレートの位置決めをしました。
最後にクラッチセンターガイドを入れて確認してみて、
キチンと組まれていれば、少しクラッチセンターガイドの頭が出るらしいです。
ところで、このエンジンのクラッチセンター出しの失敗事例が数多く出ていますが、プライマリードライブギアをセットした状態で組み戻せば、あまり神経質になる必要がない気がします。
あくまでも個人的な意見ですが、実際はどうなんでしょうか??
って、エンジンが掛からないクセにそんなこと考える資格はないですね(笑)
さて、最後にダンパースプリングをセットしてアウター側の作業は完了です。
と、ここでダンパースプリングのセットについてですが、マイナスドライバーでスプリングを縮めて嵌め込む方法が主流のようです。
ただ、この方法だと失敗するとダンパースプリングがロケットの如く飛んで行って紛失してしまう可能性が高いので、私はラジオペンチで縮めてマイナスドライバーで押し下げる方法でセットしました。
文章では説明し辛いので、下記動画でご確認下さい。
(一人で作業しているので、太ももでスマホを挟みながら撮影しつつダンパースプリングをセットしています。)
ロケットを飛ばさずに簡単にセットできるのでオススメです。
あとはこのアウターを組んでいくだけなので、クラッチアウターをプライマリードライブギアとクラッチセンターガイドをセットした状態でクランクシャフトに差し込んだのですが…
プライマリードライブギアが思ったより奥に入ってしまい、プライマリードリブンギアとの噛み合わせに大きな遊びというかガタがあります。
そういえば、プライマリードリブンギアの表面にスレ傷があったのが何となく気になっていました。
まさか!?と思いパーツリストで確認したところ…
本来あるべきカラーが入っていないではありませんか!
反対向きに組んでしまうとか、適正に嵌っていないとかならまだしも…
小学生の図工だって、もうちょっとマシな仕事をするもんです。
過去にこのエンジンを組んだ方は、すべて組み終わった段階で、カラーが手元に余っただろうに…
クラッチアウターのネジをエンジン内に落とした方は、追加のネジを用意した段階でネジを1本落としてしまったことに気付いていただろうに…
このエンジンの前の持ち主は、その前の持ち主から「実働、程度良好のノーマルエンジン」ということで購入したそうです。
どこかで誰かがついた「大嘘」によって、困る人が必ずいます。
実働エンジンだと信じ込み、腰上のみのオーバーホールで“撃沈”した奴はどこのどいつだぁ~い?
アタシだよっ!笑
という訳で、サクっと組み上げる予定だったのですが、続きは足りない部品が届いてからとなりました。
つづく
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