ジャンクエンジンとの闘い6回目。
いよいよ腰上を組み上げていきたいと思います。
まずは、4本のうち1本がサビているシリンダースタッドボルトを交換します。
正常だった3本は簡単に外せたのですが、サビが出ていた1本は固着が酷かったので、CRCを吹いて一晩寝かせてから外しました。
この1本だけはヘッドのところで吹き抜けになっていて外側を通るのでサビやすいのかもしれません。
スタッドボルトは色々と社外品が販売されていて口コミも様々なようですが、安心と信頼のホンダ純正をチョイス。
シリンダースタッドボルトA
純正部品№: 90031-035-010
割引後購入価格 385円(税込)×2個
シリンダースタッドボルトB
純正部品№: 90032-035-000
割引後購入価格 385円(税込)×2個
ヘッドカバーのボルトがロングタイプの袋ナットに交換されていたので、スタッドボルトもロングタイプなのかな?と思っていましたが、もともと着いていたのも純正品でした。
あっ、スタッドボルトが外れている間に、古いガスケットを剝がして、オイルストーンでシリンダーとの組付け面をキレイにしておきましょう。
そして新しいスタッドボルトを組み込みました。
ここの締付トルクは0.5kg・mと低く、もともと着いていたボルトのうち1本は手で回ってしまうほど緩んでいたので、気休めにロックタイト(青)を入れておきました。
高温になる場所なので、あまり意味がない気もしますが…。
さて、ここまで準備が整えば、いよいよピストンとシリンダーを組んでいきます。
キズのあったピストンとシリンダーは交換することにしたのですが、新しく購入したのはコチラ!
KITAKO(キタコ)の「75ccライトボアアップキット」です。
ガスケット類もすべて付属していて実売価格が9,000円を切っているというコストパフォーマンスの高さはかなり魅力的ではないでしょうか。
ちなみに私は、ブラックスチールシリンダーのタイプ(品番212-1123480)を選択しました。
ノーマルと比較するとボア径が39φ→48φと一回り大きくなっているのがわかります。
純正のストローク長は41.4mmなので、
【純正】
{(39.0mm÷2)✕(39.0mm÷2)✕3.14✕41.4mm)}÷1,000=49.4cc
【ボアアップキット】
{(48.0mm÷2)✕(48.0mm÷2)✕3.14✕41.4mm)}÷1,000=74.9cc
ということになりますね。
と、そんな算数はさておき、ボアアップキットに簡単な説明書が入っているので、手順通りに進めていきましょう。
まず、ピストンにピストンリングを嵌めます。
次にピストンの片側にピストンクリップを挿入して、
写真:付属のピストンピンとピストンクリップ
ピストンピンでコンロッドにピストンを装着します。
この状態で、もう片方のピストンクリップを挿入する訳ですが、ピストンクリップが弾け飛んでクランクケース内に落ちないように、ウエスで養生しておきました。
そして、指先とラジオペンチに全神経を集中させてピストンクリップを「ぐぐっ…」と押し込んだところ…
パチン!
とピストンクリップが弾け飛んで、
あろうことかカムチェーンを通す穴(赤矢印)からクランクケース内に落ちていきました!
( ̄▽ ̄;)!!ガーン
( ̄□ ̄;)!!
Σ(・口・)
Σ(T□T)
; ̄ロ ̄)!!
( ̄□| | | |!!
Σ(| | |▽| | | )
Σ( ̄ε ̄;| | |・・・
(* ̄□ ̄*;
∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!
=( ̄□ ̄;)⇒
( ̄Д ̄;) ガーン
∑(_□_;)ii サカサガビーン!!
つづく
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