ジャンクエンジンとの闘い3回目。
前回問題が発覚したカムテンショナー関連の部品が届くまでの間、シリンダーヘッドのオーバーホールを済ませておこうと思います。
まず、タペット調整用のロックナットと調整ネジを緩めて、
カムシャフトを抜きます。
次に、ロッカーアームシャフトに適当なM8ボルトを差して引き抜き、
ロッカーアームも外します。
バルブスプリングを専用工具(バルブスプリングコンプレッサー)で縮めて、
バルブコッターを外すと、
ヘッドの分解が完了です。
上記写真では、吸気側(「生たらこ」の容器)と、排気側(「かにかま」の容器)に外した部品を分けて管理しています!笑
ここからは、ひたすら清掃です。
真っ黒な燃焼室は、バルブとプラグをセットして蓋をした状態でキャブクリーナーを吹き付けます。
不要になったハブラシでひたすらゴシゴシし続けていると、
結構キレイになりました。
次は、面倒なガスケット剥がしです。
地道にスクレーパーでガリガリやって
もちろん、ヘッドカバーに残ったガスケットも剥がします。
最後に、オイルストーンで仕上げて、
完了です。
なお、左側のヘッドサイドカバーは、部品交換することにしたのでガスケット剥がしはしていません。
交換する理由はコチラ!
ヤバイくらい削れています。
カムチェーンテンショナーがダメダメの状態(詳細は「前回の記事」参照)でエンジン始動してカムチェーンが外れたことがあるのかな…?
このエンジン、仮に腰上が組みあがったとしても動く気がしません(笑)
と、気を取り直して清掃がまだ済んでいないバルブをキレイにします。
真鍮ブラシで付着したカーボンをできる限り落としました。
本来はもう少しピカピカにすべきなのでしょうが、家族が寝静まった深夜に作業しているので、気分が乗りません(笑)
最後にタコ棒と2種類のバルブコンパウンドですり合わせをして、
おしまいです。
次回は、ヘッドを組み上げていきたいと思います。
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