6月2日に初めて発令された「東京アラート」は同11日には早々に解除されましたが、この「東京アラート」とは一体何なのか、皆様ご存じですか??
東京アラートとは?
東京アラートとは、都庁とレインボーブリッジが赤く染まるライトアップイベント…
ではありません!
東京アラートとは、東京都が独自に制定しているもので、東京都民に新型コロナウイルスの感染状況を的確に知らせて警戒を促すものです。
「みんな、感染状況が再び悪化してきたらか気を引き締めて過ごしてね!」
という警告ですね。
発令されたらどうなる?
東京都は3段階で休業要請を緩和するロードマップを設けており、徐々に経済活動が再開されている状況ですが、東京アラートが発令されたことによって再び休業要請が行われるといったことはありません。
あくまでも、警戒を促すものであり、そこに拘束力や強制力はありません。
発令する基準は?
東京アラートを発令するか否かは、次の7項目の状況によって検討されるようです。
・新規陽性者数
・新規陽性者における接触不明率
・週単位の陽性者増加比
・重症患者数
・入院患者数
・PCR検査の陽性者数
・受診相談窓口における相談件数
この基準については、ニュース番組やネット上などで様々な意見が飛び交っていますが、東京アラートの発令・解除タイミングに文句が有ろうが無かろうが「新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めて生活する」ことに変わりはないので、特に言うことはありません。
なぜ赤色?
東京アラートが発令されると都庁とレインボーブリッジが赤く染まることは前述のとおりですが、大阪府も自粛解除に向けた独自の基準「大阪モデル」の達成状況をランドマークをライトアップ(赤・黄・緑)することで知らせています。
そういえば、信号機の「止まれ」も、パトカーなどの「サイレン」も、全て赤色ですよね。
どうやら「血液」や「炎」を連想させる赤色は、人間工学の観点からは「人に緊張を促す効果」があるそうで、警戒を示す色には赤色が用いられることが多いようです。
人間だけでなく生物界には「警告色(警戒色)」と呼ばれる「派手な体色」があり、主に有毒の生物に見られる色彩で、捕食者など自分に害を及ぼす他の生物に対する警告の役目を担うそうです。
あの可愛い「ナナホシテントウムシ」も警戒色なんですね。
都庁もレインボーブリッジも見えません
東京アラートについて色々と書いてきましたが、私が暮らす練馬区の自宅からは残念ながら都庁もレインボーブリッジも見えません…。
という訳で、自宅で独自の東京アラートを実行することにしました。
ターゲットに選んだのは、自宅駐輪場の門灯。
ご覧のとおり、現在は通常の電球色です。
そこへ買ってきたのはコチラ。
青・赤・紫の3カラー切替機能が付いたLED電球です!
早速LED電球を交換しまして、
じゃ~ん!通常時は「青」
そして、東京アラートが発令されたら…
警戒を示す赤色に変更予定です!!
最後に、
東京アラート発令の有無に関わらず、日々気を付けて過ごすことが大切であることは分かっています。
でも、ちょっとした気の緩みは起きてしまいます。
そんなときは、街にある赤色を見て、再び気を引き締めるように心がけたいと思います。
おうちで東京アラート、ぜひ皆様も真似してみて下さいね♪