久々にZ200のお話です。
縁あって我家にやってきたZ200ですが、前のオーナーさんが日常的に使用していたバイクなので、現代のバイクと同じ性能や乗り心地を求めることはできませんが、街中を普通に走ることに不具合は無い状態ではあります。
ただ、使い勝手が良いかと問われると首を縦に振ることはできないので、ここ半年くらいは、私がたまに乗るくらいのものでした。
そんなある日、珍しく相方とバイク2台で出掛ける用事があり、Z200の試乗をお願いしました。
私はグース350に乗って後方から様子を見ていたのですが、やっぱりサイズ感的には、中肉中背の私より小柄な女性が乗った方が格好良いと思います。
しかし、当の本人はと申しますと…
「フロントブレーキが全然効かないんですけどヽ(メ`□´)ノ」
「帰りはグースで帰るヾ(⌒▽⌒)ゞ 」
ということで、帰路は攻守交替となりました(笑)
機械式(ワイヤー引き)ディスクブレーキ
実は相方が言うことはごもっともで、Z200のフロントブレーキは機械式のディスクブレーキが装備されていて、その制動力は貧弱と言わざるを得ません。
当時のバイクのブレーキは基本的にこの程度の制動力だったのか…
新車の頃はどの程度効いていたのか…
ということは、今となっては知る由もありません。
確かにスピードが出るバイクではありませんし、車体も軽いので、あまり大きな制動力は必要ありませんが、もう少しだけ効いて欲しいというのが正直なところです。
そもそも、同年代に油圧式のディスクブレーキを装備している車種もあったはずですが、なぜZ200だけ機械式のディスクブレーキを採用したのでしょうか…?
握力で解決できる問題なのでしょうか?
ディスクブレーキには、ドラムブレーキが持つサーボ効果(自己倍力作用)がないので、単純比較ではドラムブレーキより制動力が弱くなってしまうということは理解できます。
そのため、制動力を発揮させるためには大きな入力が必要となり、油圧を利用した倍力装置を付け加えることによって、ブレーキレバー(ブレーキペダル)の握力(踏力)を軽減しているのが一般的な「油圧式ディスクブレーキ」ということになりますよね??
ということは (o・。・o)
ブレーキレバーを思いっきり握って、自力で入力を大きくすれば良いということですよね♪
確かに、油圧式とは違った独特の感触があって、握った分だけ奥までグニャリと効く感じはあります。
でも、ブレーキレバーを強く握ると、キャリパーがムギュ、ムギュって動くんです((´д`))
そもそも、これが正常なのだとは思いますが、何だかあまり付加をかけ過ぎると、ボヨヨ~ンとキャリパーが分裂しそうで…笑
写真:吉本興業HPより(〝ボヨヨ~ン〟のギャグでお馴染みの「かつみ・さゆり」さん)
何はともあれ、残量が少なくなったブレーキパッドの交換ついでに、一度キャリパーを開けてみることにします。
写真:Z200に装備されている機械式ディスクブレーキ