CAR LIFE BLOG

続 プジョー106S16 左流れとアライメント調整(&RECS施工)


車検後、左流れの症状が発生した我らがプジョー106ですが、プジョーディーラーにてアライメントを見て頂いたところ、右リアがトーアウトになっていること以外には特にアライメントの狂いは無いとのことでした。

ただ、少し右リアがトーアウトであるという理由で、ここまで左に流れるとも思えず、他に原因があるのでは…と、専門ショップに再入院させました。

診断結果

アライメントの再調整&テスト走行をして頂いたところ、やはり左に流れる症状があるとのことで、色々と相談させて頂いた結果、右フロントのキャスター角をほんの少し立てることで、右の直進性を減少させ、左に流れようとする力と相殺する形で、真っすぐ進むように調整して頂くことになりました。

この説明で合っているかは定かではありませんが、リフトアップさせた車両を見ながら親切丁寧にご説明頂き、自分なりに納得しました。
まぁ私の頭に埋め込まれている低性能CPUでは、100%理解することは不可能ですが…。

左流れの原因は?

ピンポイントで原因を特定することは困難とのことですが、加速時やブレーキング時といった荷重のかかり方の違いによる症状の出方から考えると、ロアアームのブッシュが劣化していて、荷重がかかった際のたわみ量の大きさや左右差が悪さをしている可能性が高いのではとのお話でした。

ただ、通常はASSY交換になるそうで、左右のロアアームのASSY交換となると、結構なお値段ですね…。

足腰にガタが…

左流れの症状を診て頂く中で、足回りのガタが2箇所ほど見つかりました。

1箇所目は、右リア。

リフトアップした状態でタイヤを揺すると、ゴトゴトとガタ付きます。

発生箇所は、タイヤを揺らした際の振動の伝わる部分から判断すると、クロスメンバーとトレーリングアームのベアリング部分とのこと。

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上記写真のトーションバー(手前の黒いバー)の奥に見える黄色く太い方の軸(クロスメンバー)とトレーリングアーム(スイングアーム)はベアリングを介して繋がっていて、このベアリングのグリス切れや磨耗などによりガタ付きが発生しやすく、106のウィークポイントの1つのようですね。

状態としては、走行に支障があるレベルではないとは思うが、詳しくはリアの足回りバラしてみないと何とも言えないそうです。
ベアリング交換だけで済めば、数万円の出費で何とかなるが、バラした結果、クロスメンバー本体まで錆びて使えないような状態になっていたら、更なる出費になる可能性も勿論あるとのこと…。

人間もクルマも、定期検診、早期発見、そして早期治療が健康を維持する秘訣かと思いますので、近いうちに再入院させた方が良さそうです。

そして2箇所目は、右フロント。

以前よりフロントからのコトコト音(異音)が気になっていて、車検時にアッパーマウントを交換したことにより治まれば良いなぁ…と思っていたのですが、結局治まらず。

コトコト音の原因は、ショック本体のガタでした。

私たちの106は、入手時よりビルシュタインの純正形状スポーツダンパー(いわゆるB6というヤツ)が入っているのですが、このコトコト音は、ショックにガタが出ていることが原因だそうです。

ちなみに、純正ショックの場合には、経年劣化があってもこの様な音は発生しないそうで、ビルシュタインなどの高圧単筒ガス式ショック特有の音なのだとか。

こちらは音さえ気にならなければ、急を要する状態ではないとのことですが、まぁ気になりますよね…。

1つ腑に落ちないことが…

今回の一連の左流れの症状などについて、1つだけ腑に落ちないことがあります。

これまで真っすぐ走っていたクルマが、アッパーマウントを交換しただけで、こうも真っすぐ走らなくなるものでしょうか…?

現在は、右のキャスターを立てたことによって、多少強引に真っすぐ走らせている訳ですが、以前よりこの状態であれば、納得もできます。

私もおそらくそうだと思いました。

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上記写真は、キャスターを立てるために取り付け位置を変更した後のもので、変更する前の位置は、ワッシャーの形に跡が残っているのでご確認頂けると思います。

前のオーナーさんも、この位置でキャスターを立てて調整していたかと思いきや、少し古い写真を引っ張り出してきて確認したところ…

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少し見辛いですが、以前の取り付け位置は、今回の変更前と同じように思います。

う~ん ( ̄へ ̄|||)

何だかモヤっとした感じが残るので、まずはご指摘頂いた右リアと右フロントのガタを解消してから、どの程度改善されるかを確認しようかと考えています。

ベアリング交換は左右ともに行いますし、ショックは同じビルシュタインB6で4本とも交換する予定なので、結構な金額になるでしょうね (T∇T)ノ

ただ、人間と違って「部品交換」という選択肢があることは幸せなことだと思います。
医療技術の進歩により人工関節などを用いた治療法もあるようですが、基本的に人間の場合には、「カエ」がききませんからね。

皆様も、お身体を大切に、早めのケアを心掛けて下さいね。

ついでのRECS施工

実は今回、どうせ106を預けるならついでに…ということで、RECS施工もお願いしておりました。

recs

入院中に施工して頂いたので、レーシング(排出)時の写真などは撮れませんでしたが、退院後は、フケ上がりが軽くなり、レスポンスが向上したように感じました。

まぁ、私の感覚なんて当てになりませんから、一種の「プラシーボ効果(注)」に近いのかもしれませんが(笑)

(注)偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事

いずれにしても、第4回Club106ミーティングの後あたりで、再入院させますかね。


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