この夏で初年度登録から14年となる我らがZR-7ですが、14年前のバイクとは思えない美しさを何とか保ってくれています。
しかし、購入時から「ガソリンタンク容量を使い切れない」という症状を放置してしまっていたのを思い出し、相方も少し業務が落着いたとのことで、対策を考えることにしました。
具体的な症状としては、ガソリンを10~12リットルほど消費したところでガス欠症状が発生するというもので、何らかの理由で、ガソリンがタンクからキャブレターに落ちていないものと推測されます。
素人ながらに考えられる原因としては、次の3つです。
① タンク内の異物詰まり
② 燃料ホースの取り回し不良
③ タンクキャップの詰まり
まず①について、タンク内部まで確認はできませんが、給油口から覗く限りでは、酷い錆などは確認できません。
次に②について、燃料コックからキャブレターまでは、ほんの少し逆勾配になる箇所もありますが、ガソリンの流れを妨げる程ではない気がします。
写真:ZR-7の燃料コック付近
となると、最も怪しいのは、やはり③のタンクキャップの詰まりですね。
取扱説明書の78ページにも、次のように書かれていますし。
写真:ZR-7取扱説明書
ということで、まずはタンクキャップに容疑を向けたいと思います。
この写真は、ZR-7のタンクキャップ…ではなく、実はZZR250のタンクキャップです!笑。
本来は、現車からタンクキャップを外して、ちょちょいと清掃して戻してやれば良いのでしょうが、現車のタンクキャップの状態も分からない中で分解して、万が一、元通りに組めない事態になると、タンクを仮蓋状態で長期間放置することになるリスクがあるので、今回は、安く譲って頂いた廃車外しのタンクキャップを活用することにしました。
ちなみに、ZR-7のタンクキャップのメーカー部品番号は、前期(ZR750F1)モデルが「51049-1091」、後期(ZR750F3)モデルが「51049-1130」で、いずれも現在は「51049-0018」という品番に変更されています。
一方、ZZR250のタンクキャップの品番は下記の通りとなっています。
・1990-1998年 「51049-1091」
・1999-2005年 「51049-1130」
・2006-2007年 「51049-0018」
我らがZR-7は、後期(ZR750F3)モデルで、譲り受けたタンクキャップを装着していたZZR250は、初期モデルなので、品番にこそ違いがありますが、いずれも現在は同じ品番に変更されていることから、互換性はあるのだと思います。
ちなみに、ZR-7から取り外したタンクキャップはコチラです。
ゴムパッキンの矢印の部分の形状が若干違いますが、他は全く同じようですし、念のため簡単に分解清掃してからZZR250のタンクキャップを取り付けてみたところ、加工などの必要もなく取り付けることができたので、問題はなさそうです。
折角、タンク容量が22リットル(予備容量3.2リットルを含む)もあるバイクなのに、10リットルそこそこでガス欠ってのも切ないですよね。
とりあえずこの状態で、タンク内のガソリンが無くなるまで走って、様子を見たいと思います。
これで症状が改善されれば、原因はタンクキャップということになるので、改めて既存のタンクキャップを分解清掃するか新品部品に交換するかを検討します。