Kawasaki ZR-7といえば青色(キャンディライトニングブルー)の個体がタマ数としては多いのかと思いますが、私たちのZR-7はご覧の通り銀色(ギャラクシーシルバー)で、やや大人し目の雰囲気です。
勿論これはこれで気に入っているのですが、少し地味すぎる気もしなくはないので、少しだけ差し色を入れる計画をスタートさせることにしました。
まず手始めにシートから。
純正シートの表皮はブラックです。
このシートをベースに張替えをしても良いのですが、失敗したら悲惨ですし、以前に相方が入手していたボロシートが余っていたので、今回はこれを使うことにします。
いやぁ…それにしてもボロいですね( ̄△ ̄;)
ここまでボロいと、通常は中のスポンジも使いものにならない状態になっているはずなのですが、私の場合は状態の良いスポンジであっても、限界までアンコ抜きしないと足が届かないので、中央部に多少の弾力が残ってさえいればヨシとしましょう。
今のシートも足付き優先で、乗り心地が犠牲になっているはずですが、相棒グースの薄いシートに慣れている私にとっては、全く気になりません。
兎にも角にも、錆び錆びのステープルを外して、ボロボロの表皮を剥がして、状態を詳しく見てみることにします。
フンッ!フンッ!
と、固着したステープルを外していきます。
(この辺りの力作業は、相方に担当してもらいました。)
中身が出てきましたね。
アンコ抜きした後、クッションシートと布テープで補強しているようですね。
当然、これらも剥がしていきます。
中のアンコ部分は、お世辞にも状態が良いとは言えませんが、中央部の弾力はソコソコ残っている様子…。
削れた部分や、表面などを少し補正すれば、何とかこのまま使えるでしょうか。
シートベースの方は、これまで何度もシート張替えが行われていた様で、無数の凸凹穴と取り切れなかった錆びたステープルの残骸が沢山あります。
これらも、マメな性格だけが取り柄である相方の手によって、
①千枚通しとラジオペンチを駆使して、古いステープルは取れるだけ取る
②自宅の玄関先にて、紙ヤスリで凹凸を削る
③風呂場にて、耐水ペーパーで仕上げ磨き
④ステープルが残ってしまった部分に防錆塗料を筆塗り
と地道な作業が行われた結果、
そこそこ良いシートベースになりました。
それから、取り付け金具の状態なども、入手時にチェック済みなので、取り付けにも問題は無さそうです。
さてさて、この後はどうしましょうか…。
つづく