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サクっと読みたい方は、ぜひ下記リンクから「総集編」をご覧ください。
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前回、「7,000回転を超えた辺りで突然エンジンが吹けなくなる」という失火症状について、考察した結果、失火症状が発生する際の規則性や、これまで疑わしい部品を交換した経緯などから、その原因を「リミッターの誤作動」に絞ることにしました。
そして、その対策として、強制的にリミッター解除を行うため、今回はレーシングCDIを導入し症状の改善を図ります。
コチラが、今回導入するレーシングCDIです。
デイトナ(DAYTONA)の「プログレス・レーシングCDI」という製品で、各車専用回路が内蔵されていて、ノーマルエンジン特性にベストな点火タイミング設計がなされています。
なお、取り付ける際には、付属のタイラップを使用してフレームに直接巻き付ける形になります。
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アルミ製のブルーアルマイトボディがレーシーな雰囲気を醸し出していて、なかなか格好良いですね。
とそんなことより、症状が改善したかどうかのチェックですね!
早速エンジンを始動し、スロットルを開けていきます。
パァァァァァ~ン
7,000回転を超えました。ここまでは順調です。
パァァァァァ~ン
そして、失火することなく一気にレッドゾーンまで吹け上がります!!
何度か試しましたが、失火症状は完全に解消したと言ってよいでしょう♪
リミッターの誤作動原因について
今回の失火症状の原因がリミッターの誤作動であったことが判明し、レーシングCDIの導入により、症状が改善したことは喜ばしい事実です。
これで、このDT50レストア大作戦<を前に進めることができますので、一安心といったところなのですが、少し気持ちがスッキリしない部分もあります。
そう、「リミッターの誤作動が生じてしまっていた原因(失火症状の原因の原因)」がまだ不明のままなのです。
現在のレーシングCDI仕様の状態であっても、実際の走行には全く支障が無いことは分かりますが、やはり最終的には、純正CDIを装着した状態でも元気に走ることができる様に、このDT50直してあげたいというのが、私酒井と中村さん共通の想いでもあります。
スピードメーター側からの信号トラブルなのか…
電圧不足によるものなのか…
いずれにしても、走行可能な状態までレストア作業が進んだ段階で、純正CDIに戻して検証してみたいと思います。
写真:12,000回転まで刻まれたDT50のタコメーター
(色褪せでレッドゾーンが白化していることはご愛嬌ということで…)
それにしても、このヤマハDT50というバイクは贅沢なつくりをしているなぁ…としみじみ感じます。
原付(50cc)とは思えない車格に標準装備のタコメーターなど、こんなバイクが20年以上経った現代に、街中を駆け抜ける姿をイメージするだけでワクワクします。
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はじめまして。
当方もDT50を所有しておりまして、おそらく全く同じ症状で困っている者です。
っといっても、確かに走行中はそれほど失速せず、信号待ちとかで軽く空回しするとエンジンが止まりそうになります。
レーシングCDIでなんとかなるんですねー。
うちの子は、バッテリーが弱ってるから、そちらの原因もしっかりと探らないと駄目ですが、参考になりましたー。
ちょぺ 様
コメント有難うございます。
DT50、良いバイクですよね。
当方のDT50は、高回転域でまるでリミッターが作動したかのような失火症状が出ていました。
メーカーの回答は「その様な仕様ではない」とのことでしたが、その後、他のDT50でも全く同じ症状が出たケースがあり、いずれも走行中には症状は出ませんでした。
原因究明には至っておりませんが、空ぶかし時のみ一定のリミッターが作動する仕様か、または経年劣化による持病としてそのような症状が発生しやすいのではと考えておりました。
ではでは、素敵なバイクライフをお過ごし下さい♪
酒井