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年末調整「D 他の所得者が控除を受ける扶養親族等」の書き方(書くべき?書かないとどうなる?)


日清食品から「カップヌードル 謎肉まみれ」が発売されました。

 


画像:日清食品グループHP(https://www.nissin.com/jp/)より

この謎肉特化型「カップヌードル」は、通常品の約4倍量の謎肉がごろごろと入っているのだとか。

おなじみのオリジナルスープに染み出した謎肉のうまみ…何だか急にカップヌードルが食べたくなってきました。

という訳で今回は、年末調整で記載する「扶養控除等(異動)申告書」にある謎欄「D 他の所得者が控除を受ける扶養親族等」について考えてみたいと思います。

 


画像:弥生株式会社HP(https://www.yayoi-kk.co.jp/)より

例えば夫婦共働きでお子様が扶養親族である場合、年末調整ではどちらか一方しか扶養親族の控除を受けることができないため、お子様を扶養親族としなかった方が、この謎欄にお子様の氏名等を記入します。

ただ、扶養親族の控除を受けなかった方が記載する訳なので、あえて空欄で提出しても、記入が漏れてしまっても控除額・税額には一切影響しません。

つまり、記入しなかったとしても「損をする」というわけではありません。

ちなみに、国税庁が公表している「記載例」でも、この謎欄はギャン無視されています(笑)

令和5年分 扶養控除等(異動)申告書の記載例

 

それでは、なぜこのような謎欄が存在するのか考えてみましょう。

どんなときでも謎を解明するポイントは「相手の立場になって考える」ことです。

あなたが人事部または経理部で働く年末調整の実務担当だったとします。

年末調整の担当者というのは、

「●●さん、昨年までお子様が扶養親族だったのに、今年は記載がないわ。書き忘れかしら?」

「●●さん、確か高校生のお子様がいたはずなのに、記載がないわ。書き忘れかしら?」

といったことを考えながら、

「本人に確認すべきか…」

「いや、記載がないってことは事情があって…」

「あまり家庭のことを詮索するのもどうかと…」

とヤキモキしながら業務を行っているのです。

そんなとき、この謎欄に記載があると、

「あぁ、そういうことね (*^_^*) 」

と安心できる訳です。

後半の「謎欄が存在する理由」は私の推測ですが、これから年末調整書類を記載する際には、ぜひ皆様も年末調整の実務担当者の気持ちになって考えてみて下さい。


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