車屋さんは、規模が大きくなればなるほど「会議」をやりたがります。
役員会議
経営戦略会議
マネージャーミーティング
呼び名こそ様々ですが、これら「会議」というものは、その運用を誤ってしまうと、無駄に時間を浪費するだけの集まりになってしまうので注意が必要です。
会議とは?
会議についてWikipediaで調べてみました。
会議(かいぎ)は、関係者が集まり、特定の目的(議題)に関して意見交換・審議し、合意・施策などの意思決定をすること、およびその物理的構成員の集まりを意味する。
また、「会議」には、それらの集まりを計画・管理・運営する組織(合議体)の意味もある。
英語のmeeting(ミーティング)は集まり・協議を意味し、conference(カンファレンス)は協議および協議体を意味する。
類似した集まりを意味する単語に「会合」、「討議」、「打ち合せ」、「寄り合い」などがある。
ポイントは「特定の目的(課題)」という部分ですね。
車屋さんで定期的に会議を行う主な目的は、
1.アイデアや企画を出し合う
2.業務の見直しや改善を行う
3.業績アップにつながる対策を話し合う
といったところでしょうか?
無駄な会議
私自身もクライアントが行う会議やミーティングに顧問税理士として参加する機会がございますが、ごく稀に「これは一体何の時間ですか…?」と聞きたくなるような会議も存在します。
せっかく立場のある方々が集まって貴重な時間を費やす訳ですから、ぜひとも有意義な会議を行って頂きたく、私がこれまで参加した会議の中で「無駄」だと感じたケースをご紹介します。
目的はどこいってん?
先ほども少し触れましたが、会議のポイントは「目的」です。
毎月決められた時期に「定例会議」として行われている会議は、その目的を見失っているケースが散見されます。
もちろん、定期的に意見交換や審議を行う必要がある場合には何ら問題はありませんが、「昔から月1回集まることになっているから…」という理由で行っている目的の無い会議であれば、今すぐ辞めた方が良いでしょう。
また、主たる目的が「報告」である場合には、それは意見交換を目的とした会議の場を設ける必要が無いので、他の手段で情報共有をする仕組みを作る方向で検討しても良いと思います。
結論出す気あんのか?
会議のゴールは「意思決定」です。
結論を無駄に先延ばしにすることは論外ですが、一定以上の規模の企業で多いのは、会議に参加している面子だけでは結論が出せないケースです。
経営者や取引先の承諾が必要な内容について意思決定することが目的の会議であれば、その場で結論が出るように事前に経営者や取引先の確認を取っておくべきです。
会議でのゴールが「じゃあ社長に確認しておきます。」で、最終的に社長が「NO!」と言った場合、その会議の時間は全くもって無駄だったことになりますから。
終了時間は決まってへんの?
会議で議論が白熱することは決して悪いことでは無いと思います。
しかし、エンドレスに時間を費やすことに意味はなく、いつまでたっても良案が出ないからといって沈黙が続くような会議には何の意味もありません。
決して「結論の先延ばし」を推奨している訳ではなく、会議が効率良く設定した時間内に終了する工夫をすることは、有意義な会議への第一歩になると私は考えています。
ワシ必要でっか?
前述のとおり私自身もクライアントから依頼を受けて会議に参加することがあります。
もちろん一定のフィー(報酬)が発生する訳ですが、その会議というのが
「僕って必要ですか??」
と思える内容であることがあります。
このようなケースでは、企業側からすると私に支払う報酬が勿体無いですし、社内の人間であったとしても、会議に不要なメンバーが参加している場合には、その分の工数を無駄していることになります。
「会議に参加している=仕事をしている」
という感覚を少しでも持っている場合には、その感覚は今すぐ捨てて、その会議の目的に合ったメンバーを厳選して会議に参加させるようにしましょう。
どんだけ資料多いねん?
会議室に入ると、目の前にとんでもない量の資料が置かれていることがあります。
もちろん会議には多くの資料が必要になるケースもありますが、資料を用意する側も、資料に目を通す側も、それなりに負担感があるでしょう。
例えば、アイデアを出し合うことを目的とした会議の場合、あえて資料を減らすことで良いアイデアが出ることもあります。
会議は、資料を読む場ではありませんので、参加者が話し合いに集中できるような資料作りを考えるようにしましょう。
以上、内容が内容だけに小見出しを関西弁にすることで、なるべく角が立たないようにしたつもりでしたが…
逆効果でしたね(笑)