先日、「金融機関とのお付き合い」に関する連載コラムを当サイトと「グーネット自動車流通(新聞)」の方に掲載させて頂きました。
中小企業の経営者の目線から、現場的、現実的な内容を書かせて頂いたのですが、一部のコンサルの方から批判的な声も届いております…。
改めて申し上げますが、他人からお金を借りるという行為に対して、正解なんてものは存在しない訳ですから、人それぞれ考え方があって良いと思います。
私が書く原稿や記事は、あくまでも私の考え、私のスタンスですので、どの情報を参考にするかは、あくまでも自己責任ということになります。
という訳で今回は、懲りずにまた批判覚悟で融資の話をしたいと思います(笑)
金融機関から付き合いでお金を借りて欲しいと言われたら?
車屋さんは、自己資金だけで経営しているケースは殆どなく、多かれ少なかれ融資を利用しています。
そんな中、とある金融機関からお付き合いで借入をして欲しいと言われたら…
大前提として資金的には「新規融資は必要無い」状況であるとして、あなたならどうしますか??
私は、先日の「お・つ・き・あ・い」の観点から下記の2つに分けて考えます。
借入実績の無い金融機関の場合
融資を受けていない(受けたことがない)金融機関からの協力依頼である場合には、借入実績を作るという観点から1,000万円程度の融資を受けると良いでしょう。
もちろん、必要の無い資金を借りてあげる訳ですから、金利は超上から目線で交渉します(笑)
世の中、困ったときはお互い様です。
借入実績の有る金融機関の場合
現に融資を受けている金融機関からの協力依頼である場合には、無理に付き合う必要はありません。
とは言え、無下にお断りすることはせず、前回の「お付き合い」に関する記事をご参考頂き、金融機関との良好な関係を維持して下さい。
以上、「お付き合い」と聞くと「接待」や「飲み会」を想像してしまう方もいらっしゃると思いますが、それはサラリーマン的な思考であって、常に経営者思考で物事を捉えるようになると、経営がさらに楽しくなると思います。