私は東京税理士会の豊島支部というところに所属していて、税理士会と支部にそれぞれ年会費(そこそこの金額です!笑)を支払っています。
さらにそれとは別に「税理士協同組合」という組合にも加入しているのですが、こちらの組合は加入時に10,000円の出資を行うだけで年会費などは発生しません。
しかし、この税理士協同組合に加入していると…
年に1回、必ず書籍購入やセミナー受講などに使える優待券が貰えるのです!
たった10,000円の出資で、年間4,000円の優待券が貰える訳ですから、2年半で元が取れます♪
(この「元を取る」ことばかり考える関西的思考は恐らく一生抜けませんね…笑)
そんなこんなで、私は毎年6月にこの優待券を使って書籍を購入しております。
そして、必ず購入するのがコチラ。
私たち税理士の必携書「税務ハンドブック」です。
この税務ハンドブックは、実務上確認頻度の高い項目がギュギュと集約されているので、外出先でも概要把握に活用できて、とても便利な一冊です。
しかも、お値段2,200円(税込)。
ただ、このお求めやすいお値段のおかげで優待券の金額には余りが出てしまい、毎年「次の1冊」選びには本当に苦労します。
特にここ数年は、ネット書店で実務書を探していると…
・節税の裏ワザ
・節税の常識
・賢い節税
といったタイトルの「節税、節税」と煩い本とか、
・経費で落とす方法
・経費を増やせ
・経費で落ちる領収書
といったタイトルの「経費、経費」と煩い本が山ほど出てくるので、ハッキリ言ってどれを買って良いか分かりません!笑
私が思うに、こういった類の本を書く人は「困っている人を助けたい」とか「誰かの役に立つ情報を発信したい」という想いより、「本を売りたい」とか「目立つことを書いて集客したい」という想いの方が強いのだと思います。
もちろん、そのようや目的で本を出すことは何ら悪いことではなく、殆どの節税本やノウハウ本はそのような目的で出されているのが実情です。
では私はそんな中で、どうやって本を選んで、どのような本を買うのか…
結論は、
どれも買いません(笑)
偉そうに言える立場でもありませんが、本の選び方について1つだけアドバイスさせて頂くとすると、「著者がどのような想いでその本を書いたのか」が伝わってくる本を選べば良いと思います。
あと、不自然に口コミ件数が多かったり、良い口コミが目立つ本もオススメできません。
知り合いに頼んで良い口コミを書いてもらうような著者が、「困っている人を助けたい」「誰かの役に立つ情報を発信したい」という想いで本を書くとは思えませんから。
それから、無駄に改頁・イラスト・扉などが多い本もオススメできません。
このような本は、一見すると読みやすく感じるのですが、無理やり頁数を稼いでいるので、値段の割に内容が薄かったりします。
何だか最後はディスり気味になってしまいましたが、簡単に情報を得ることができる世の中ですので、どの情報を信用するかは慎重に判断するようにしましょう。