このところプラチナ相場がまた爆上がりしていますね。
ひと昔前までは、プラチナは金より高価なイメージがありましたが、昨今の相場は金の方が圧倒的に高くなっています。
そこで今回は、プラチナ相場と自動車産業との関わりについて考えてみたいと思います。
まずコチラが田中貴金属さんが公表している過去5年間のプラチナ価格推移になります。
プラチナ相場は、2015年のディーゼル車離れから需要が落ち込み、それ以降は伸び悩んでいました。
2015年9月にVW(フォルクスワーゲン)がヤラかしてしまったことをきっかけに、プラチナの主用途である「自動車排ガス浄化装置」のための需要が減退するとの見込から相場が落ち込んだ訳ですが、実際のところ、本当に需要が減退していたかは分かりません。
ただ、そのような「世の流れ」や「雰囲気」だけでもプラチナ相場を低迷させるには十分な理由になったと思います。
しかし、2020年の11月にアメリカでバイデン大統領が当選しました。
このバイデン大統領は、その政策の1つに「再生エネルギー投資」を掲げており、燃料電池の需要増加が見込まれたことから、プラチナの需要が再び上昇しました。
ちなみに、プラチナといえば指輪やネックレスといったジュエリーをイメージされる方も多いと思いますが、実際にはその半数以上が自動車産業への需要で占めています。
2015年のディーゼル車離れの影響で下落。
2020年のエコカー需要の増加によって上昇。
といった具合に、プラチナ相場と自動車産業は、まさに切っても切れない関係と言えますね。
つまり、
自動車産業でプラチナはいらね~。
となるとプラチナ相場が下落し、
自動車産業でプラチナがいる~。
となるとプラチナ相場が上昇する訳です。
さてここからが本題です!
将来的にプラチナ相場はどのように推移していくのでしょうか。
脱炭素の影響について考える
自動車産業とプラチナ相場との関係を考える際に避けて通れないのが「脱炭素」の存在です。
「脱炭素」によって、ガソリン車やディーゼル車が否定され、排ガス浄化装置向けのプラチナ需要が減少するというのがマイナス面の見方です。
しかし、その代替として「燃料電池車」の普及が増大すると、プラチナ需要は大幅に増加します。
※燃料電池車は、ディーゼル車の10倍ものプラチナが使われるそうです。
さらに、世界的に脱炭素に向けた取り組みが行われる中、今は「水素」が注目されています。
そして、水素生成装置にはプラチナが使われています!
結局は自己責任
ここまで自分で記事を書いていて、私自身は
なんか、プラチナ上がってくるんじゃね??
と思いました(笑)
でも世の中そんなに単純な訳ありませんよね。。。
排ガス規制強化、新型コロナと鉱山の問題、ロシア問題などなど、様々な要因によってプラチナ相場は変動するので、投資目的でプラチナの売買を行う際には、最終的には「自己責任」ということなります。
ちなみに私は、
純金積立コツコツ♪
3,000円からコツコツ♪
にて、純金積立をコツコツ行っていたのですが、昨年にプラチナ相場が上がったタイミングで金を手放してプラチナに乗り換えました!
そしたら、みるみるプラチナ相場が下がっていき、金相場が上がっていきました(笑)
まぁ、投資に関しては自分で才能が無いことが分かっているので、少額で一喜一憂して楽しんでおります♪